院長の気ままブログ

2016.02.01更新

こんにちは!さいたま市日進駅南口目の前30秒!
コンディショニングラボ南口駅前接骨院の神田です。

メタボリックシンドロームはよく聞くようになりましたね。メタボが健康に悪い状態だと知ってはいても、どのようなメカニズムで健康に悪影響を及ぼすのか知っていますか?

○動脈硬化を進行させる
 メタボは動脈硬化を進行させます。そのメカニズムは、余分な栄養を脂肪として作り替え、肝臓や腸間膜に蓄えられ、次に皮下脂肪に蓄えられます。腸間膜は小腸や大腸を支えている膜で、ここにたまる脂肪を内臓脂肪と言います。内臓脂肪は、皮下脂肪よりも合成と分解が盛んです。そのため、内臓脂肪が増えるとすぐに血液中に放出され、血中の脂質が増加します。その結果、中性脂肪が増えて善玉のHDLコレステロールが減少する脂質異常症に陥り、動脈硬化が進行するのです。

○アディポサイトカインの分泌異常を起こす
 メタボになり内臓脂肪が蓄積すると、アディポサイトカインという物質の分泌異常が起こります。アディポサイトカインとは、脂肪細胞から分泌され、脂質代謝や糖代謝を円滑にする働きを持つ生理活性物質のことです。アディポサイトカインの働きは
・レプチン食欲を抑えます
・アディポネクチン傷ついた血管壁を修復します
・TNFαインスリンの働きを妨げます
・PAI-1血栓を大きくし、血流を遮る状態を作ります
・アンジオテンシノーゲン血圧を上昇させるアンジオテンシンの分泌を高めます

などがあり、分泌異常になると食欲が抑えられなくなって肥満が進行する(レプチン)、傷ついた血管壁が修復できなくなって動脈硬化が進行する(アディポネクチン)、糖尿病が引き起こされる(TNFα)、心筋梗塞や脳梗塞の危険が高まる(PAI-1)、高血圧を招く(アンジオテンシノーゲン)などの悪影響が現れます。

内臓脂肪の蓄積と、高血糖・脂質異常・高血圧のうちの2つが重なった状態をメタボリックシンドロームと言いますが、最終的には動脈硬化を進行させ、脳卒中や心疾患などになってしまう危険な状態なのです。習慣的な運動とバランスの良い食生活を心がけて改善していくようにしましょう。
大宮・日進の丈夫な体をつくるコンディショニングラボ南口駅前接骨院でした。

投稿者: コンディショニングラボ南口駅前接骨院

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