こんにちは!さいたま市日進駅南口目の前30秒!
コンディショニングラボ南口駅前接骨院の神田です。
成長痛って表現はよく聞きますよね。シンスプリントやオスグッドシュラッター病も成長痛と思われていますが、実は成長痛はこういうものなんです。
○成長痛とは
12歳未満の小児に発生し、女児に多い傾向のある疾患で、頻度は約1/4の子供に発生すると言われているほど頻度の高い疾患です。症状は原因もなく夕方から夜間にかけて数十分間両下肢に痛みが生じます。稀に下肢とともに前腕や頭部にも痛みを伴うこともあります。成長痛の特徴は、痛みのある場所が腫れたり熱感をもったりしている訳でもなく、原因も思い当たらない。そして、痛みが一定時間続いた後に止まり、翌日には何事もなかったかのように普通に歩けるのです。実は成長痛は医学的にはっきりとした定義はありません。
○成長痛の原因
成長痛の特徴として、筋肉、関節、骨などには異常を一切認めません。仮に異常があれば別の疾患となります。現在言われている説は、子供は筋肉の変化や疲れに慣れておらず、夜に脱力感や筋肉痛、疲労感を痛みとして訴えるという説や、兄弟になる赤ちゃんが生まれたなど自分の周りの環境の変化によるストレスがかかり、精神的な不安定が生み出していると言われています。また最近では成長痛がこない人もいるため、身長が伸びるのに伴って骨が成長し、関節や筋肉に痛みが生じるという説は誤りだとも言われています。背が伸びる伸びないと、成長痛に相関はない、医学的根拠がないとされています。
○鑑別疾患(よく似た痛みが生じ、成長痛以外で発生することがあるもの)
成長痛は翌日何事もなかったかのようになりますが、成長痛だと安易に判断するとスポーツ障害や整形外科的な疾患のサインを見逃してしまうことがあります。
・オスグッドシュラッター病
10~15歳の激しいスポーツをする男児に多く、膝周辺の痛みを伴います。ひどくなると脛骨軟骨炎を生じ、膝下の部分が突出し痛みが出ます。
・シンスプリント
脛骨過労性骨膜炎といい、下腿内側に位置する脛骨の下方1/3に痛みが発生することを特徴とします。
・シーバー病(踵骨骨端症)
セーバー病とも呼ぶことがありますが、9~14歳頃に多く発症するスポーツ障害です。発達段階の子供はかかとの骨の一部が成長軟骨になっており、アキレス腱や足底筋膜の牽引力で発生します。
その他股関節周辺が痛むペルテス病や膝軟骨のラッセン病など鑑別が必要です。
○成長痛の対処
まずは疲労しないように十分な休息が必要です。温めたりストレッチ、マッサージなどで筋肉的・精神的なリラックスを与えるのも効果的です。また、メンタル面では安心感を与え、安らいでいる感じを受け取ることが痛みを和らげる方法として重要だと言われています。
成長痛は10歳台の年齢になると完全に落ち着きます。日常生活には大きな影響はありませんが、上手く対処をしながら付き合わなければいけません。
大宮・日進の丈夫な体をつくるコンディショニングラボ南口駅前接骨院でした。