院長の気ままブログ

2015.07.04更新

こんにちは!さいたま市日進駅南口目の前30秒!コンディショニングラボ南口駅前接骨院の神田です。

先月海外でスキニージーンズで長時間しゃがんでいると、筋肉や神経に障害をきたすという論文が発表されました。スキニージーンズに限ったことではないのですが、タイトな服、下着、サポーターなど圧迫が加わるもの、姿勢などによって一点に圧がかかってしまうものでは痛みやむくみ、しびれが生じてしまうので注意が必要です。

○身近な注意が必要なもの
・伸縮性のサポーター
 膝の痛みで使う方が多いサポーター。特にベルトやマジックテープ式ではなくすっぽり覆うように履くタイプの物。膝を冷やさないようにと入浴時以外、寝る時もつけたりしていませんか?サポーターの両端付近で圧迫することがあります。
・むくみをとったり、静脈瘤緩和のための弾性ストッキング
 むくみ対策や足の疲労改善のためや、静脈瘤の緩和のための弾性ストッキング。種類や圧迫の強さを気にしていますか?サイズや圧迫力が合わないと足の痛みやしびれ、冷えた感覚が生じてしまいます。
・冷え予防の靴下の重ね履き
 冬に多くみられますが、冷え性対策でされる靴下の重ね履きも圧迫してしまうことがあります。
 スキニージーンズもそうですが、立ち姿勢でフィットするものであっても、関節を曲げる姿勢により圧迫してしまうことがあります。

○圧迫によって考えられる影響
・急性コンパートメント症候群
 加圧され続けることで、筋組織に悪影響を起こしたものを言います。下肢には複数の区分けされた筋肉があり、神経・血管・筋肉は骨や筋膜などに囲まれ4区画にわかれています。これをコンパートメントと呼び、この部分の内圧が上昇すると循環障害を起こします。
 骨折やケガでのギプス固定などで起こることも多いのですが、強い圧迫を含め外力によって組織が損傷し、腫脹することが内圧上昇の原因になります。強い痛み、しびれ、知覚障害、運動障害、下肢蒼白などの症状がみられ、医療機関で早期対処が必要な状態です。
・疲労回復を妨げる
 座っているとだるさを感じたり、立ち上がらないと足の付け根や膝などの関節に違和感を感じることがあります。立ち姿勢ではきつく感じない衣類でも、座ることにより部分的に圧が高まり起こることがあります。
 外からの圧がかかった部分は血液循環が低下する恐れがあります。血液循環が低下すると酸素供給の低下、疲労物質の停滞などを生じ、筋肉疲労の回復の妨げにもなります。
・冷えやすい体になる
 外からの圧により下肢全体、または膝から下、足首から先の血流が鈍くなることにより足が冷たくなり、冷えを招く恐れがあります。特にふくらはぎはとても重要で、心臓の方へ血液を戻し、循環させるポンプの役割をします。
 圧迫によりふくらはぎのポンプ機能が低下すると、血液循環が悪くなり、足の冷えやむくみの原因となってしまいます。それにより、下肢の筋肉の過度な緊張を生じ、足首や膝関節の不安定性にもつながり、関節周りの冷え感や関節痛になることもあります。

○圧迫の予防は?
 まずは衣類などのサイズの見直しが必要です。小さ目やぴっちりサイズは避け、しゃがんだり座った時に不快感の無いものにしましょう。また、身につける時間やタイミングを考えましょう。長時間の座り姿勢を続けないようにしたり、いつまでも着用せず、脱ぐ時間をしっかり作りましょう。そして、滞った血液を循環させるように大きく体を動かすようにしてください。

大宮・日進の丈夫な体をつくるコンディショニングラボ南口駅前接骨院でした。

投稿者: コンディショニングラボ南口駅前接骨院

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