院長の気ままブログ

2015.06.27更新

こんにちは!さいたま市日進駅南口目の前30秒!コンディショニングラボ南口駅前接骨院の神田です。

江戸わずらいって来たことありますか?日本史が好きな人ならもしかして...。今はあまり耳にしないですね。実は『脚気(かっけ)』のことなんですよ。脚気は昔流行った病気なんですが、ここ数年若者を中心にリスクが高まっているそうなんです。

○江戸わずらいって?
 平安時代以降、皇族・貴族など上層階級を中心に足のしびれ、むくみ、疲労感をきたし死に至る奇病が発生しました。江戸時代には精米された白米を食べる習慣が広まり、武士にも流行したそうです。領地では白米が食べられなかった地方武士も、江戸勤番で在住期間が長くなると患い、帰郷するとコロリと治ったそうです。ゆえに江戸わずらいと言われ恐れられていたと言われています。

○原因はビタミン不足
 脚気はビタミンB1欠乏によって、末梢神経障害と心不全をきたす疾患です。雑穀から精米された白米中心の食生活に代わったためビタミン不足なり、病気の原因となりました。

○ビタミンB1が欠乏すると?
 ビタミンはほとんどの場合体内では作り出すことができず、食べ物から摂ることが必要な栄養素です。ビタミンB1は補酵素としての働きがあり、不足するとブドウ糖を分解してエネルギーに変換する酵素が上手く働かず、エネルギーを作り出すことができなくなります。そうなるとエネルギー不足に陥ります。体の中で最もエネルギーを必要とするのは神経で、多発神経障害を起こし、足のしびれや歩行障害などをきたすようになります。また、心臓の平滑筋の収縮力が低下するので心不全もきたす恐れもあります。

現代人も脚気の可能性が?
 通常の食生活でビタミンB1が不足することはありませんが、発育期や高カロリー摂取の場合は多く消費されます。偏食やアルコールの多飲者が発症することがあります。また、近年では若者の間で脚気が散見されるようになったそうで、原因として清涼飲料水・インスタント食品・スナック菓子などのジャンクフードの過剰摂取によるものや、過激なダイエットと言われています。

ビタミンB1は水溶性なので、必要以上摂取しても、余分な量は尿と一緒に排出されるので過剰症の心配はありません。積極的に摂りましょう。
大宮・日進の丈夫な体をつくるコンディショニングラボ南口駅前接骨院でした。

投稿者: コンディショニングラボ南口駅前接骨院

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