院長の気ままブログ

2014.12.15更新

埼玉県ではインフルエンザが流行真っ只中です。北区でも学級閉鎖が出ていますし、伊奈町では学年閉鎖寸前までになったりと猛威をふるっています。
いわゆるカゼとインフルエンザの症状は、咳、のどの痛み、発熱するなど変わりません。違うのは体温上昇の程度です。インフルエンザでは発熱するとすぐに38℃を越えてしまいます。朝から38℃以上あった場合は要注意です。

インフルエンザウイルスの特徴
ひとことでインフルエンザウイルスと言っても、大きくA型・B型・C型に分けられ、ウイルスが突然変異しやすいものは危険性が高くなります。
<A型>とても危険性が高い⇒ウイルスが変化しやすく、世界的に大流行することがあります。
<B型>危険性は高い⇒症状が重くワクチンに含まれていますが、一度かかると二度目の感染の確率は低いです。
<C型>危険性は低い⇒症状が軽く、多くの人が免疫を持っているのでワクチンの対象になっていません。

最近よく聞く『新型インフルエンザ』は、ほとんどの人が免疫を持っていない新しいA型インフルエンザのことです。
また、よく話題になる鳥インフルエンザから突然変異が起こり、新型インフルエンザに相当するウイルスが出現するのではと心配されています。鳥インフルエンザは肺炎を引き起こすので、死亡率が高い言われています。しかし、鼻やのどには感染しないため、咳やくしゃみでは広がりにくく、伝染力は強くないとのことです。

インフルエンザで起こる症状
時間帯を問わず38℃を越える高熱
寒気・震え(特に発熱する前)
倦怠感
頭痛
関節痛・筋肉痛
喉の痛み
咳(起こらないことも)
鼻水(ウイルスがいるので感染性あり!)
くしゃみ(ウイルスがいるので感染性あり!)


インフルエンザは潜伏期間が短いので、朝から発熱したまま通勤・通学すると集団感染することも十分あります。ただし、発熱する前からも感染性はあります。
小児では熱性けいれんといって、発熱に伴ってけいれん発作を起こすことがあります。ところが、発熱に対して解熱剤を使うとインフルエンザ脳症という最も重い合併症のきっかけになる可能性が指摘されています。小児科領域では強い解熱剤は使わない方向になっているそうです。
高齢者のインフルエンザで怖いのは肺炎(肺炎球菌による肺炎)を合併することです。抗生物質で治ると思われがちですが、肺炎の病期を短縮するもので、死亡率自体を下げるわけではありません。ですから、高齢者に対しインフルエンザ予防接種が勧められる理由になっているのです。

投稿者: コンディショニングラボ南口駅前接骨院

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