院長の気ままブログ

2014.10.20更新

骨は`"一度作られたらそのまま"ではなく、毎日絶えず"古い骨を壊し、新しい骨を作る"ことを繰り返しています。骨の破壊を「骨吸収」、骨の新生を「骨形成」といい、通常これらがバランス良く行われ、骨量を一定に保たれています。
骨吸収が骨形成を上回ったり、骨形成が低下したりなどバランスが崩れ、骨量が減少し、骨の中の構造が壊れてしまい、骨がもろく折れやすくなる状態が深刻化したものを「骨粗しょう症」と呼びます。

骨粗しょう症には女性高齢者に多いイメージがあるかもしれません。女性はもともと男性より骨量が少なく、閉経後は骨量の維持に必要な女性ホルモンの分泌も減るため、リスクは高まります。高齢者は骨形成よりも骨吸収が優位になりやすので、骨がもろくなりやすい傾向があります。そして、これらは骨粗しょう症の全体の大半を占めています。しかし、男性や若い世代も関係ないわけではありません。男性でも加齢でリスクは高まりますし、若い世代では妊娠・出産がきっかけになる、他の病気や薬が原因で発症したケースもみられるそうです。
骨の健康には、ホルモンバランスや加齢の他に食事、運動、たばこ、飲酒、ストレス、無理なダイエット、偏食など生活習慣が大きく関係しています。

骨量は骨格の成長と共に増え、成人期でピークを迎えると中高年以降は減少していきます。リスクが高まってから困らないように若いうちから骨の強さを蓄えておく骨貯金が必要なのです。
最近では子供が転んで手をついただけで簡単に骨折するのも珍しくないので、若いうちから骨の健康には気をつけましょう!

投稿者: コンディショニングラボ南口駅前接骨院

entryの検索

月別ブログ記事一覧

カテゴリ

スポーツをするすべての人を支えたい

日常生活でケガをした方はもちろん、肩こりや腰痛など

日ごろから身体の不調を感じている方も、お気軽にご相談ください

  • tel_048-669-7007.png
staff staff blog