こんにちは!さいたま市日進駅南口目の前30秒!
コンディショニングラボ南口駅前接骨院の神田です。
健康法で頭寒足熱という言葉があります。どんな意味があるのでしょうか?
○頭寒足熱とは?
頭部を冷たく冷やし、足部を暖かくすること。また、その状態。「頭寒」は頭部を冷やすこと。「足熱」は足を暖める意。このようにすると健康によいとされる。これは、東洋医学から来ている考え方だそうです。意味は、漢字からお分かりになると思いますが、「頭は涼やかで、足は温かい」ことを表しています。それが、健康的な状態と考えられています。
○「頭寒足熱」の「足」ってどこのこと?
頭を冷やすのはいいとして、温めるべき「足」が下半身全体を指すのか、膝から下のことのなのか、それとも足の裏のことなのかよく分からないという人は多いはずです。じつは足が指すのは「ふくらはぎ」なんです。ふくらはぎは、全身の血流において「下半身の血を心臓に戻すポンプ」という大きな役割を持っています。このふくらはぎを冷やしてしまうと血管が収縮し、ポンプとしての働きが弱くなってしまうのです。結果、血液が心臓にもどりにくくなり、下半身に滞って、むくみの原因となってしまいます。また、冷えたふくらはぎはそこを通る血液も冷やしてしまいます。その血液は心臓に戻るまでめぐる各臓器も冷やしてしまうので、全身の冷えにもつながるのです。
○「頭寒」の意味が違う
昔から言われる「頭寒足熱」、頭は冷やして足は冷やさない。これは大変な錯覚。錯覚というより意味の取り違えという方が正しいかもしれません。「足熱」は足を温めるというより足を冷やさないというのはその通りで、足が冷たいと眠れなくなり、眠気が起こったときや睡眠中の体温調節で体内から熱を逃がすのは顔・手・足だから、冷えてもいない足を単に保温することは睡眠を阻害する結果となります。
誤解されているのは「頭寒」の方です。「頭寒」は正確に言うと、”頭は熱を持たせてはいけない”という事なのです。つまり、頭部は通気を良くして、熱をこもらせないという事なんです。
○「頭寒足熱」から「頭涼足熱」に
頭は血管や毛細血管、神経が密集し入り組んでいるところだけに、頭を長時間冷やすとそれらにさまざまなトラブルを誘発する恐れがあります。昔は氷なども簡単に手に入らず、冷やすのは冷水だったので「寒」を使っていますが、現代では「涼」の方がいいかもしれません。これからは「頭寒足熱」は「頭涼足熱」というべきなんです。
頭寒足熱、冷暖房が当たり前の現代、一年通して重要な言葉になりますね。
大宮・日進の丈夫な体をつくるコンディショニングラボ南口駅前接骨院でした。