症状ブログ

2016.04.16更新

こんにちは!さいたま市日進駅南口目の前30秒!
コンディショニングラボ南口駅前接骨院の神田です。

突き指は、誰でも一度くらいは経験があると思います。しかし適切な対処法を取らなければ、指に機能障害が残る事があるのを知っていますか?

○突き指を甘く見ない!
 突き指の発生機序で多いのが球技ですが、球技でなくても日常生活の中でちょっとしたものとの接触でも起こります。突き指での損傷の起き方は毎回異なります。以前は放置しても治ったからといって経験則で判断するのは危険です。最悪の場合、指が元通りに動かずに機能障害が残る事もあるのです。

○突き指の正しい対処法
・引っ張ってはいけない
 突き指をして引っ張ったことありませんか?この対処法をする人は結構多いのですが、これは絶対にやってはいけません。切れかかっていた腱や靭帯をさらに損傷し、悪化させてしまうことがあります。治療として徒手整復法で引っ張ることがありますが、決してマネをしないでください。
・むやみに動かさない
 状態が把握できていない状況で動かしてはいけません。外傷の初期処置では安静を保つのが原則です。添え木とテーピングが理想ですが、無い場合は親指以外なら隣の指を添え木として利用し、テープで固定しましょう。
・しっかりとした初期処置を
 突き指でも早期回復のためには初期処置が大切です。外傷の応急処置の基本はRICE(できればPRICES)です。RICEとは、R:Rest(安静)、I:Ice(冷却)、C:Compression(圧迫)、E:Elevation(挙上)ことです。突き指でも少なくとも安静と冷却は必要です。
覚えておきたい、スポーツ外傷が起きた際の応急処置『PRICES』

○突き指の放置で起きる関節の変形
 突き指は腫れが引けば、指もスムーズに動くようになるはずと考えがちです。しかし、腫れが引いても動きが悪い場合があります。骨折があったり、靭帯を損傷しているということもあります。時間が経ってしまうと関節が変形して指の動きが悪くなったまま、元には戻せなくなる事があります。

ひどくぶつけてしまった場合や、腫れがひどい場合、指が動かないと感じた場合は、早めに受診しましょう。
大宮・日進の丈夫な体をつくるコンディショニングラボ南口駅前接骨院でした。

投稿者: コンディショニングラボ南口駅前接骨院

2016.02.09更新

こんにちは!さいたま市日進駅南口目の前30秒!
コンディショニングラボ南口駅前接骨院の神田です。

運動中や家事の最中などに肘に痛みを感じたことありませんか?こうした痛みは一般的にテニス肘やゴルフ肘などと呼ばれることが多く、耳にしたこともあるかと思います。この痛み、放っておくと悪化して日常生活に支障を来してしまうこともあるんです。

○上顆炎とは?
 一般的にテニス肘やゴルフ肘などと呼ばれる肘の痛みは、正式な名称はゴルフ肘=内側上顆炎、テニス肘=外側上顆炎と言います。それぞれ痛みを発生させる原因となる動作や筋肉が異なります。

○肘の痛みはどっちタイプ?
 手のひらを正面に向けた際、親指側の肘周辺に痛みがある場合は外側上顆炎が疑われます。手首を手の甲側に曲げる際反対側の手で抵抗を加え、痛みが発生するような場合は外側上顆炎の可能性がかなり高くなります。
 一方で、小指側の肘周辺に痛みがある場合は内側上顆炎が疑われます。特徴として薬指と小指で何かを握り込むような動作で痛みを強く感じます。

○上顆炎の原因は?
 その名の通りテニスやゴルフの最中に発生することが多いためその名が付けられています。
 外側上顆炎=テニス肘では、テニスが原因でなる場合はほとんどがバックハンド動作が原因と考えられています。バックハンドではどうしても手打ちになり手首を反らすようなスイングフォームに陥りがちです。そこにボールを打ち返すインパクトが加わることで、短橈骨手根伸筋という筋肉に負担がかかります。この筋肉が過剰に働くと肘の外側に引っ張る力が加わり痛みが発生するのです。
 内側上顆炎=ゴルフ肘では、ゴルフでのみ発生するような印象がありますが、実際はテニスのフォアハンドや野球の投球、槍投げやタイピング、鍋を持つ動作などあらゆる動作が原因で発生します。肘が内側に曲がったような状態では、肘の内側に引き離されるようなストレスが加わり、これを安定させるため小指・薬指を握る筋肉が過剰に働くことでその付け根の肘内側が引っ張られ痛みを発生させるのです。

痛みが酷くなると日常生活に支障をきたすだけでなく、回復までに長い時間がかかることがあります。痛みを我慢せず早めの受診をおすすめします。
大宮・日進の丈夫な体をつくるコンディショニングラボ南口駅前接骨院でした。

投稿者: コンディショニングラボ南口駅前接骨院

2015.10.10更新

こんにちは!さいたま市日進駅南口目の前30秒!
コンディショニングラボ南口駅前接骨院の神田です。

手首が普段から痛いわけでもないのにコップを持つと痛んだり、ペットボトルのふたを開けようとすると痛むなど、日常のちょっとしたことで手首の痛みが気になったことありませんか?今回は手首の痛みの中から『ガングリオン』についてまとめました。

○ガングリオンってなに?
 ガングリオンとは、中にゼリー状の物質が詰まった腫瘤です。通常は良性のもので、欧米では聖書ダコと呼ばれることもあります。典型的なものは手関節背側(甲側)にできるガングリオンで、その他できやすい場所は、手首の母指(親指)側の掌側の関節包やばね指の生じる指の付け根の掌側の腱鞘のあるところです。
 関節液や腱と腱鞘の潤滑油である滑液がガングリオンの袋に送られ、濃縮してゼリー状になります。関節や腱鞘にできるものは関節や腱鞘に繋がっています。特に関節からできるものは、関節包に繋がる長い茎で繋がっていることがほとんどです。そのほかにも、ガングリオンは体中の至る所に生じます。骨や筋肉、神経に出来るガングリオンもあります。これらは粘液変性したものが融合して生じると考えられています。

○どんな症状?
 関節周辺や腱鞘があるところに、米粒ほどの大きさからピンポン玉くらいの大きさの腫瘤ができます。柔らかいものから硬いものまであり、突然発生することもあれば、徐々に進行する場合もあります。関節の周辺や腱鞘付近にできる場合には痛みなどもなく無症状のことが多いのですが、神経のそばにできると、神経を圧迫してしびれや痛み、運動麻痺などを起こすことがあります。手を使い過ぎたりすると大きくなることもあります。

○原因は?
 ガングリオンは関節包や腱鞘部分から発生します。滑液が袋状の組織に送られて出来る説が今は有力ですが、実ははっきりとは解明されていません。若い女性に多く(男性の3倍程)、20〜50歳で発症することが多いと言われています。しかし、必ずしも手を良く使う人に見られるわけではなく、小児から老人まで、あらゆる年齢の方に発症します。

○診断の方法は?
 腫瘤があり、医療機関にて注射針を刺してゼリー状の内容物が吸引できればガングリオンと確定診断できます。

○治療法は?
 ガングリオンは腫瘤のみで無症状なら、放置しても心配はありません。たいていは自然治癒します。(36カ月後には83%が消失するという話があります。)このため、ほとんどの場合は手術は必要なく、病院で穿刺して中の液体を抜く程度です。また、ガングリオンに力を加えて押し潰す治療法もあります。大きくなるもの、痛みが強いもの、神経が圧迫されて運動障害などが生じているもの、液体を抜いても繰り返しできてしまう場合などには、手術を行います。しかし、手術で摘出しても、約5%の人は再発することがあるそうです。

ガングリオンと似ている瘤のなかには、ごく少数ながら悪性の腫瘍(肉腫)が紛れている可能性があります。いつもとは少し違う感じがあったときには医師に相談して検査をしてもらいましょう。
大宮・日進の丈夫な体をつくるコンディショニングラボ南口駅前接骨院でした。

投稿者: コンディショニングラボ南口駅前接骨院

2015.10.07更新

こんにちは!さいたま市日進駅南口目の前30秒!
コンディショニングラボ南口駅前接骨院の神田です。

手首が普段から痛いわけでもないのにコップを持つと痛んだり、ペットボトルのふたを開けようとすると痛むなど、日常のちょっとしたことで手首の痛みが気になったことありませんか?今回は手首の痛みの中から『ドケルバン病』についてまとめました。

○ドケルバン病とは
 ドケルバン病とは別名狭窄性腱鞘炎といいます。母指(親指)を広げると手首の親指側に2本の腱が浮かび上がります。それぞれを短母指伸筋腱長母指外転筋腱といい、手首の背側にある腱鞘というトンネルを通るところで起こる腱鞘炎です。

○原因は?
 ほとんどの原因が手を繰り返し使うことで起こります。また、手根管症候群と同様に妊娠出産期の女性や多く生じます。スポーツや手をよく使う仕事の人にも多いのが特徴です。それ以外には、関節リウマチ、結核、細菌感染が原因の化膿性腱鞘炎があります。

○症状は?
 炎症症状として、発赤、熱感、疼痛、腫脹が手首の親指側にある長母指外転筋、短母指伸筋にみられます。腱に炎症が起こった状態で腱鞘の部分を通る時、腱の動きがスムーズでなくなり痛みを感じます。親指を動かすとこの部分に強い痛みが走ります。
 ドケルバン病は、母指の使いすぎによる負荷のため、腱鞘が肥厚したり、腱の表面が傷んだりして、さらにそれが刺激し、悪循環が生じると考えられています。特に腱鞘内には、上記の2種類の腱を分けて通過させる隔壁が存在し、これがあるために狭窄が生じやすいのです。

○判断する方法は?
 手首の親指側の部分に腫脹や圧痛があり、母指と一緒に手首を小指側に曲げると痛みがいっそう強くなることで診断します(フィンケルシュタインテスト変法)。正しくは母指を小指側に牽引したときに痛みが強くなることで診断します(フィンケルシュタインテスト)。自分で確認する方法では手のひら側に手首を最大屈曲(90度)に曲げ、親指を広げ後ろに伸ばしたときに疼痛が増加するか判断できます。(岩原・野末のサイン)

○どんな治療法があるの?
 まずは患部の安静です。程度によってはサポーターや固定具による固定を必要とします。整形外科では腱鞘内ステロイド注射などのすることがあります。保存療法で改善しない時や、再発を繰り返す時は腱鞘の鞘を切る手術をします。

悪化すると腱がきしむようになり、何もしていなくても痛みが出るようになります。できるだけ早く対処をしましょう。
大宮・日進の丈夫な体をつくるコンディショニングラボ南口駅前接骨院でした。

投稿者: コンディショニングラボ南口駅前接骨院

2015.10.06更新

こんにちは!さいたま市日進駅南口目の前30秒!
コンディショニングラボ南口駅前接骨院の神田です。

肩こりがあると、手首に痛みが出てしまい、日常生活の動作に支障が出てしまうことがあります。関係ないと思われがちですが、負担をかける要因なんです。

○いつの間にか手首に負担が...
 手首が普段から痛いわけでもないのにコップを持つと痛んだり、ペットボトルのふたを開けようとすると痛むなど、日常のちょっとしたことで手首の痛みが気になったことありませんか?意外と多いのが机に手をついた時痛みが出るケースです。手首に負担かけたわけでもないのに起こるのはどうしてでしょうか。

○肩こり、姿勢が影響する
 手首の痛みのきっかけになりえるものはいくつかありますが、直接手首に負担をかけたと実感するものの方が少ないのです。そして、それらのきっかけに手首の痛みにつながりやすくなる共通点として肩こりがあるのです。肩こりがあると、頭や腕の位置が体へ負担がかかるように変化しやすく、姿勢が悪くなることがあります。姿勢が悪くなると、手指や腕を動かす筋肉の働きが低下し、関節が不安定になる可能性が出てきます。

○普段の手を使う動作が手首の痛みに...
 普段何気なく行っている手先や腕の筋肉を使うようなこと(パソコンや家事など)をすると、重労働でなくともそれらの筋肉が疲労しやすく、結果的に手首の関節が痛くなるような不安定性を生じるかもしれません。
・指先を使うことが多い
 パソコンを入れたりと重いカバンを持って通勤し、パソコン・マウス操作を長時間行うなど、決まった指の動きを繰り返し行ったり、指を曲げた状態を長時間保持すると症状が出やすくなります。
・腕の筋肉をよく使う
 赤ちゃんを抱っこすることが多かったり、かごや段ボールなどで連日荷物を運んだりと、腕の筋肉が疲労した状態で、日常生活レベルの手を使うことを行うと、手首に負担がかかりやすくなります。
・姿勢が悪い
 姿勢のバランスが崩れている場合、腕の重みを支える首や肩周りの筋肉に負担をかけ、手首を安定させる筋肉の働きを低下させる可能性があります。
上記のものは、肩こりがベースにあるものの、手首の痛みと手指・腕の筋肉の緊張が続くことで、肩こりが悪化したり、さらに姿勢が乱れたりと、回復させるのに時間がかかる要素も含んでいます。手首の痛みの予防には、肩こりなどの改善も必要なことがあり、姿勢の乱れを少なくすることも大切です。

○手首が痛い時は?
 手首に痛みを感じる時は、手のひらや腕の筋肉をほぐしたり、ストレッチをしたり、サポーターをつけるなどして、痛みの変化を見てみましょう。手を使わない生活という訳にはいかないので、極力負担をかけないようにしてみて下さい。手首の状態にもよりますが、手首をサポーターやテーピングで1~2周巻くことで和らぎます。
大宮・日進の丈夫な体をつくるコンディショニングラボ南口駅前接骨院でした。

投稿者: コンディショニングラボ南口駅前接骨院

2015.09.29更新

こんにちは!さいたま市日進駅南口目の前30秒!
コンディショニングラボ南口駅前接骨院の神田です。

肩や首の張り感と共に、腕や手にしびれを感じることはありませんか?姿勢の変化に伴い、肘や手首に負担をかけてしまい、しびれの原因になっているかもしません。頚椎疾患以外でも腕や手にしびれや痛みが出ることもあります。肩こりの自覚症状があってもなくても感じるケースもあるんです。今回はその中でも『肘部管症候群』についてまとめてみました。

○肘部管症候群って?
 肘の内側に、指先へつながる神経が通る肘部管というトンネルがあり、尺骨神経とう神経が通ります。構造的にも繰り返しの動作などのストレスに弱い部分で、何らかの原因でトンネル部分で尺骨神経が圧迫、牽引されると手に症状があらわれます。肘関節を酷使したり、負担のかかるようなことが原因の場合、肩こりを伴うことがあります。

○肘部管症候群の原因は?
 肘関節を酷使したり、負担のかかるようなことが原因になることが多いです。その他以下のものがあります。
・神経を固定している靭帯やガングリオンなどの腫瘤による圧迫
・加齢に伴う肘の変形
・子供の時の骨折による肘の変形
・野球や柔道などのスポーツ


○症状は?
 麻痺の進行具合により違いますが、初期では小指と環指の一部にしびれ感が出ます。進行すると、手の筋肉の痩せが小指球や母指と示指の間にみられます。また、小指と環指の変形(かぎ爪指変形)も起こります。その他に肘の痛み、握力低下もみられます。

○診断方法
 肘の内側を軽く叩くと小指と環指の一部にしびれ感が出ます。肘の変形が見られる場合は、レントゲン検査で肘の外反変形や関節の隙間の確認をします。

治療はまず保存療法で行うことが多いですが、麻痺が進行している場合は、圧迫の原因になる靭帯やガングリオンの切離・切除、骨を削る、神経の前方移動などの手術をします。症状が見られる方は早めの受診が望ましいです。

投稿者: コンディショニングラボ南口駅前接骨院

2015.09.28更新

こんにちは!さいたま市日進駅南口目の前30秒!
コンディショニングラボ南口駅前接骨院の神田です。

肩や首の張り感と共に、腕や手にしびれを感じることはありませんか?姿勢の変化に伴い、肘や手首に負担をかけてしまい、しびれの原因になっているかもしません。頚椎疾患以外でも腕や手にしびれや痛みが出ることもあります。肩こりの自覚症状があってもなくても感じるケースもあるんです。今回はその中でも『胸郭出口症候群』についてまとめてみました。

○胸郭出口症候群とは?
 首の付け根と胸部の境目・鎖骨周辺に、首から腕へ伸びる神経や血管があります。その周辺は、頭や腕の位置や姿勢に影響されやすく、首・肩・胸などの筋肉が緊張することにより、首から腕に伸びる神経・血管を圧迫やけん引することで起こります。
 発生部位は①前斜角筋と中斜角筋の間②鎖骨と第1肋骨の間③小胸筋と肩甲骨烏口突起停止部の後方で圧迫し、それぞれ斜角筋症候群・肋鎖症候群・小胸筋症候群(過外転症候群)と呼び、総称で胸郭出口症候群といいます。

○症状は?
 つり革につかまったり、洗濯物を干すような腕を挙げる動作で上肢のしびれや肩や胸、肩甲骨周辺の痛みが生じます。また、前腕や手の小指側に沿ってしびれ感などの感覚障害、握力低下や細かい動作がしにくくなる運動麻痺などが見られます。その他
・肩こり感、首、肩、腕の筋肉の緊張
・手指の冷え
・手指のしびれ、重だるさ
・荷物を持つとしびれる
・筋委縮が起こり、手の平の小指側のふくらみ(小指球)が平らになったり、手の甲の骨の間がへこむ

などがあります。

○診断方法
 胸郭出口症候群には様々な診断方法がありますが、自分でできるものは多くなく、
・腕に痛みやしびれがある側に顔を向け、そのまま首を反らす。患側の手首で脈が弱くなったり、触れなくなるか確認する(アドソンテスト)
・同じ肢位で両手の指を3分ほど屈伸させる。手指のしびれ、前腕の重だるさで継続できなくなるか確認する(ルーステスト)

上記の方法で反応が出た場合は、医療機関に受診してみて下さい。また、悪化させる腕を挙げた状態での作業、重荷物を持ち上げる、リュックサックで重いものを担ぐようなことは避けて下さい。
あわせてこちらもどうぞ⇒その手腕のしびれ、『胸郭出口症候群』かも...
大宮・日進で丈夫な体をつくるコンディショニングラボ南口駅前接骨院でした。

投稿者: コンディショニングラボ南口駅前接骨院

2015.09.24更新

こんにちは!さいたま市日進駅南口目の前30秒!
コンディショニングラボ南口駅前接骨院の神田です。

肩や首の張り感と共に、腕や手にしびれを感じることはありませんか?姿勢の変化に伴い、肘や手首に負担をかけてしまい、しびれの原因になっているかもしません。頚椎疾患以外でも腕や手にしびれや痛みが出ることもあります。肩こりの自覚症状があってもなくても感じるケースもあるんです。今回はその中でも『手根管症候群』についてまとめてみました。

○手根管症候群とは?
 手首の手のひら側に手根管というトンネルがあり、そこが問題となります。この手根管というトンネル内で正中神経と言う神経が圧迫され起こります。

○原因は?
 突発性のものが多く、原因不明とされています。特徴として、妊娠・出産期や更年期の女性に多くみられる傾向があります。その他骨折などのケガに伴って出たり、仕事やスポーツなどで反復動作や使い過ぎ、糖尿病などの病気による人工透析をしている方などに生じます。また、腫瘍や腫瘤などの出来物が圧迫することで起こるものや、ホルモンバランスの関連によるものがあります。

○症状は?
 正中神経が圧迫されてもすべての指に症状が出るわけではなく、。特徴的な範囲に影響が出ます。初期には示指・中指にしびれや痛みが出ます。最終的には母指から環指の親指側の3本半の正中神経支配領域の指にしびれを感じます。
・母指から環指の親指側にしびれ
・指に触れた感覚がおかしい(感覚が鈍いなど)
・しびれが夜中から明け方に強く出て、目を覚ますとしびれている
・母指の付け根の筋肉(母指球)に萎縮がみられる
・母指球の萎縮により、母指と示指でわっか(OKサイン)が出来ない、もしくは出来るが力が入らない
・細かいものがつまめなくなる
・手を振ったり、指を曲げ伸ばしすると、しびれや痛みが楽になる
・手のこわばり感


○診断方法
・手首を叩くとしびれや痛みが指先に強く響きます。これをチネルサインと言います。
・手首を直角に曲げ、手の甲同士を合わせて1分間保持します。この誘発テストでしびれや痛みが悪化するかを調べます。これをファレンテストと言います。
・母指球の筋萎縮、筋力低下の確認

上記の方法で反応が出た場合は、医療機関に受診してみて下さい。まずは保存療法で対応できるかとおもいます。悪化してしまうと手術を適応する場合も出てきます。現在は内視鏡による方法が主流だそうです。
大宮・日進の丈夫な体をつくるコンディショニングラボ南口駅前接骨院でした。

投稿者: コンディショニングラボ南口駅前接骨院

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