症状ブログ

2015.10.10更新

こんにちは!さいたま市日進駅南口目の前30秒!
コンディショニングラボ南口駅前接骨院の神田です。

手首が普段から痛いわけでもないのにコップを持つと痛んだり、ペットボトルのふたを開けようとすると痛むなど、日常のちょっとしたことで手首の痛みが気になったことありませんか?今回は手首の痛みの中から『ガングリオン』についてまとめました。

○ガングリオンってなに?
 ガングリオンとは、中にゼリー状の物質が詰まった腫瘤です。通常は良性のもので、欧米では聖書ダコと呼ばれることもあります。典型的なものは手関節背側(甲側)にできるガングリオンで、その他できやすい場所は、手首の母指(親指)側の掌側の関節包やばね指の生じる指の付け根の掌側の腱鞘のあるところです。
 関節液や腱と腱鞘の潤滑油である滑液がガングリオンの袋に送られ、濃縮してゼリー状になります。関節や腱鞘にできるものは関節や腱鞘に繋がっています。特に関節からできるものは、関節包に繋がる長い茎で繋がっていることがほとんどです。そのほかにも、ガングリオンは体中の至る所に生じます。骨や筋肉、神経に出来るガングリオンもあります。これらは粘液変性したものが融合して生じると考えられています。

○どんな症状?
 関節周辺や腱鞘があるところに、米粒ほどの大きさからピンポン玉くらいの大きさの腫瘤ができます。柔らかいものから硬いものまであり、突然発生することもあれば、徐々に進行する場合もあります。関節の周辺や腱鞘付近にできる場合には痛みなどもなく無症状のことが多いのですが、神経のそばにできると、神経を圧迫してしびれや痛み、運動麻痺などを起こすことがあります。手を使い過ぎたりすると大きくなることもあります。

○原因は?
 ガングリオンは関節包や腱鞘部分から発生します。滑液が袋状の組織に送られて出来る説が今は有力ですが、実ははっきりとは解明されていません。若い女性に多く(男性の3倍程)、20〜50歳で発症することが多いと言われています。しかし、必ずしも手を良く使う人に見られるわけではなく、小児から老人まで、あらゆる年齢の方に発症します。

○診断の方法は?
 腫瘤があり、医療機関にて注射針を刺してゼリー状の内容物が吸引できればガングリオンと確定診断できます。

○治療法は?
 ガングリオンは腫瘤のみで無症状なら、放置しても心配はありません。たいていは自然治癒します。(36カ月後には83%が消失するという話があります。)このため、ほとんどの場合は手術は必要なく、病院で穿刺して中の液体を抜く程度です。また、ガングリオンに力を加えて押し潰す治療法もあります。大きくなるもの、痛みが強いもの、神経が圧迫されて運動障害などが生じているもの、液体を抜いても繰り返しできてしまう場合などには、手術を行います。しかし、手術で摘出しても、約5%の人は再発することがあるそうです。

ガングリオンと似ている瘤のなかには、ごく少数ながら悪性の腫瘍(肉腫)が紛れている可能性があります。いつもとは少し違う感じがあったときには医師に相談して検査をしてもらいましょう。
大宮・日進の丈夫な体をつくるコンディショニングラボ南口駅前接骨院でした。

投稿者: コンディショニングラボ南口駅前接骨院

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